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『教育再生』 今月のテーマは「年賀状と人付き合い」

2016.01.14

当協会の明石伸子理事長が理事を務める一般財団法人日本教育再生機構の広報誌
『教育再生』1月号(第90号)が発行されました。
明石理事長はこの冊子の中で長らく「めざせ“マナー美人”」を連載していますが、
今月のテーマは、「年賀状と人付き合い」。
年賀状の歴史、年賀状を通したお付き合いについて取り上げました。
日本教育再生機構の許可をいただき、記事を転載いたしましたのでご高覧ください。

教育再生1月表紙
掲載記事
「年賀状と人付き合い」

新年あけましておめでとうございます。

郵政博物館のウェブサイトによると、今日のように年始に書状を送ることは
すでに平安時代の貴族の間で行われていたようです。
識字率が高まり、飛脚制度が発達した江戸時代には町人も書状をかわすようになり、
さらに明治になって郵便制度が確立し、「郵便はがき」が発売されると
気軽に年賀状を送るようになりました。

しかし現在のように広まったのは、何といっても昭和24年に発売された
「お年玉付き年賀はがき」の存在が大きく、それ以降、年賀状の取り扱いは
急速に増えました。
年賀状の作成は年末年始のイベントのようになり、やや形式的になっているのも
事実です。
しかし新年という特別な時に、お世話になった方や大切な人に喜びや感謝の気持ちを
伝えたいという思いは、時代が変わっても変わらぬ”人の情”なのでしょう。

最近では年賀状だけで繋がっている人間関係があるのも、事実。
人付き合いが面倒になると、年に1度の1枚のはがきすら止めてしまおうと
思う事もあるのでしょう。
しかし一方で1枚の年賀状が疎遠になっている人間関係を復活させるきっかけになることもあるのです。

年賀状が届くと、相手の存在を改めて感じ、知り合った時のことなどが懐かしく思い出されるもの。
歳を重ねて身の回りの整理を考え始めると、人脈の見直しをすることも必要でしょう。
しかしもう会わないと思う場合であっても、これまでの”ご縁”に感謝する気持ちまで
断ち切ってしまうような印象は避けたいものです。

年賀状という習慣、あなたはどんな風に考えますか?

教育再生1月内容

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