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『教育再生』96号 言葉の力

2016.08.17

暦の上では立秋ですが、蝉の声が響きまだまだ暑い日が続いております。
当協会の明石伸子理事長が理事を務める一般財団法人日本教育再生機構の広報誌『教育再生』(96号)が発行されました。
今月のめざせ”マナー美人”のテーマは「言葉の力」です。

教育再生96号表紙

”言葉”というものに関して、理事長は以下の様に記しています。
『一般に人は、自分の”思い”や”考え”を、言葉を使って表現すると思われていますが、こうしたプロセスを経るたびに、実は、”思考”は言葉によって司られているのではないかと思っています。ピッタリした表現が見つかることによって、考えが整理され、論理的な思考形成ができるからです。また、言葉は、その人の生活や感性を示すバロメーターでもあります。』と位置づけ、さらに『日本語は非常に多用な表現がある言語で、「うまい」も、「旨い」と「美味い」ではニュアンスが異なります。さらに、「上手い」や「巧い」といった同音意義語もあります。同じ音であっても、こうした意味の違いを、前後の文脈などから推測、判断し、理解しています。
このように、「言葉」は、それを使う民族の、思考や情緒を形成する重要な要素です。また、言葉は生きているもので、日々変化しています。(中略)言葉の乱れはその言語を使う民族の思考や感性を変化させることにつながりかねないと、私は思います。しかも、一部、メディアの責任もあるように思いますが、乱暴で汚い表現が増えているようであれば、乱暴で汚いことに鈍感になるということです。子供の言葉遣いは、大人の責任です。美しく、優しく、思いやりや感謝に溢れた言葉が溢れる社会になって欲しいものです。』と結んでいます。

教育再生96号内容

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