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 パーティーには、晩餐会、午餐会、ビュッフェ(立食)形式の昼食会・夕食会、カクテルパーティー、レセプション、園遊会、茶会などがあります。この中でプロトコールが最も必要とされるのが、晩餐会または午餐会ですが、一般的に多く開かれるのはレセプションとカクテルパーティーです。レセプションは、カクテルパーティーに比べ規模が大きく公式的性格がより強いとされていますが、最近では両方とも同じような意味で使われることも多くなっています。共に、食べ物より飲み物が主になったパーティーが増えています。


   
    敬称は、文書の宛名に使う場合と呼びかけに用いる場合の2通りがありますが、名誉の表示となるものですから、最も細心の注意を払うことが大切です。
 ただし、敬称の使い方は、同一の役職でも国によって異なる場合が多いので、ここでは例として、日本とアメリカの政府高官の敬称の一部を紹介しておきます。

●アメリカ要人の敬称はこちらからご覧下さい。
●高位高官の敬称はこちらからご覧下さい。


   
     席次には、大きく分けて2種類あります。一つには「公式席次」といって、その国が官職についている人に与える席次です。カナダやマレーシアなどは公式席次を公表していますが、アメリカなどは、建前として席次は行事ごとに決めるべきだとして公表していません。
もう一つは「儀礼席次」といい、官職以外の社会人に対して礼儀として与える席次です。
 公式席次は、一般的に元首(国王、大統領など)が第一の席を占め、王族、立法・行政・司法の三権の長、外交団などがその後に続きます。日本では現在は、簡単な暫定席次のみがありますが、それによると、
 1.皇族
 2.総理大臣
 3.衆院議長
 4.参院議長
 5.最高裁長官
 6.外交団
 7.閣僚
の順になっています。
 儀礼席次の対象は、政党の党首、実業家、文化人、経済団体の代表などがありますが、この場合は、経歴、地位、年齢などを考慮して席次を決定します。
 海外の来賓を迎えての集まりでは、婦人同伴のことも多く、席次を決めるのはなかなか難しい作業になりますが、次の基本原則に従えば比較的スムーズに運ぶことでしょう。

・夫人は原則として夫の席次に準ずる。
・地位の同じ場合には、年長者を優先する。
・階級が同じ場合には、外国人、在外邦人を優先する。
・婦人の間では、既婚夫人、未亡人、離婚夫人、未婚者の順とする。

 テーブルプランの細かい立て方は、次のような手順で行います。
・先ず上位席の割り振りを決定する。洋室では暖炉側が上位、和室では床の間側が上位になる。反対に出入り口側は末席。
・上席が決まったら、そこをホステス(主夫人)の席とし、その正面側をホスト(主人)席とする。スタッグパーティー(男性のみのパーティー)の場合は、主夫人の席に主賓を置く。
・長テーブル(フランス式)では、主賓は主夫人の右、主賓夫人は主人の右、第2位男子は主夫人の左、第2位婦人は主人の左に配置する。以下は序列順に男女を交互に割り振る。
・主人・主夫人以外は夫婦を隣り合わせにしたり、向い合わせにはしない。
・男性同士、女性同士は隣り合わせにしない。女性が最も末席にいかないように配慮する。

 以上が原則ですが、国際的なパーティーでは言語の問題なども関係してきますので、多少工夫してプランを立てることが必要でしょう。
 テーブルプランは、大きなパーティーでは宴会案内札の形にしてあらかじめ招待客に配布されます。小規模なパーティーの場合には、会場の入口に座席を示しているケースも多いようです。

●和室の席次はこちらからご覧下さい。
●単身のランチ、ディナーの席次はこちらからご覧下さい。
●伝統的な混合ディナーの席次はこちらからご覧下さい。
●伝統的な混合ディナー(U型・馬蹄型)の席次はこちらからご覧下さい。

   
   

 着席ディナーのテーブルセッティング方法は、各施設等によって異なる場合もありますが、通常下記の手順で行います。

 (1) プレートのセット
 (2) 銀器類のセット
 (3) カスターセットのセット
 (4) グラス類のセット
 (5) ナプキンのセット
 (6) 席次・メニューのセット
 (7) テーブル記号のセット
 (8) 椅子のセット
 (9) サイドテーブルのセット

●テーブルセットの例はこちらからご覧下さい。

   
     国旗は国の象徴なので、その取り扱いには十分な注意が必要です。

(1) 国旗掲揚の基本原則
・国旗掲揚の時間は通常日の出(あるいは始業時)から日没(あるいは終業時)までとします。また、汚れたり破れたものは使用してはいけません。
・国旗は常にポールの最上部(竿頭)まで掲げます。
・1本のポールに2本以上の国旗を掲げてはいけません。
・通常、国旗と団体旗とは併揚しませんが、避けられない場合は、団体旗より国旗を高く掲げます。
・2カ国以上の国旗を掲揚する場合、内側から見て右(向かって左)が上位の位置になります。
・複数の国旗、または国旗・団体旗を併揚する場合、最上位の旗を最初に掲げ、おろす時は最上位の旗が最後になるようにします。

(2) 国旗掲揚の方法
・日本国旗の場合のみ
 門の内側からみて右(門の外から見て左)に掲載します。

   
   
・日本国旗と他国旗の場合
 原則としては自国旗を最優先にしますが、日本の場合は、相手国に敬意を表する意味で、相手国の国旗を上位とし右側(向かって左)に掲揚します。卓上旗のポールが交差する場合は向かって左側に相手国国旗、右側に日本国旗とします。ポールが交差する部分は、日本国旗のポールが内側(向かって奥側)になるようします。
・3カ国の場合
 日本国旗を中央に、他の2カ国の国旗は国連方式による国名アルファベットの順に従って、優先順位の外国国旗を日本国旗の向かって左側に、他の外国国旗を右側に掲揚します。
・4カ国以上の場合
 国連方式のアルファベットの順に従って、ポールまたは壁に向かって左から右へと掲揚します。ただし、国の数が奇数の場合は日本国旗を中央に、他の国旗をアルファベット順に交互左右に配列してゆきます。
・壁に掲揚する場合
 国旗を縦に掲揚することを禁じている国もあるので外務省あるいは各国大使館で確認したほうがよいでしょう。
・国際連合旗を含む場合
 「国連旗は他のいかなる旗より下位に置いてはならず、他の旗と同時に掲揚される場合には、同一の高さ、大きさでなければならない」という1947年10月採択の国連旗規定に準じて掲揚します。



 
 
 
     
     
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