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実践ブラッシュアップ講座「ビジネスマナー」を実施しました

2019.12.19

11月24日、実践ブラッシュアップ講座「ビジネスマナー」が開講されました。講師は当協会の明石伸子理事長です。

「企業とは何か?」という質問から講座が始まりました。改めて問われてみると答えに窮します。講師から、企業とは「共通の目的をもって活動する集団・団体」であるという定義が示されました。そして次に問われたのは、企業の「目的」です。利益という答えが思い浮かびましたが、講師の考えは「社会貢献」「事業の継続」「ステークホルダーへの還元」の3つ。この目的を果たすために利益が必要な訳です。企業に関して、認識を新たにすることができました。

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社会人としての基本

企業活動の指針になる「企業理念」「行動指針」「就業規則」に関する説明に続き、社会人として持つべき意識・心得を学びました。

  1. 顧客意識
  2. 時間管理の意識
  3. 協調性の意識
  4. 目的達成の意識
  5. コスト意識
  6. 改善・向上意識
  7. 安全・コンプライアンス意識
  8. 自己管理の意識

の8つです。それらを自己チェックすることで、自らを振り返る良い機会になりました。

第一印象の重要性

ビジネスマナーで大切なのは、なんといっても「好感度」。第一印象が良い人とはスムーズにお付き合いが始まります。そのために初対面の人に会う時は、好印象を与えるように振舞うことが大切なのです。服装や身だしなみ、表情や態度、姿勢といった外見の要素を整え、印象を良くすることでその後の話が進めやすくなります。

人間関係は「挨拶」から始まる

挨拶は相手を認める表現方法であり、人間関係を築く原点です。自分から率先して挨拶をすることで人間関係が円滑になるという講師の言葉に、皆さま一様に頷いていらっしゃいました。

自己紹介

自己紹介することで、相手との距離が縮まります。それを実感するワークとして受講生が3~4人のグループになり、1人1分でお互いに自己紹介をしました。その際の「自分の名前を覚えてもらえるような工夫をする」「相手に好感を持ってもらえるような話題を用意する」などのアドバイスがとても参考になりました。

丁寧で礼儀正しいお辞儀

お辞儀は、その時の目的によって、身体の角度や頭を下げる長さが変わります。
さらに、その時に言葉と動作を同時にせず「よろしくお願いいたします」と言ってからお辞儀をした方が、“相手を大切に思う気持ちが伝わる”と聞き、それを実演してみます。確かにお辞儀をしながら「よろしくお願いいたします」と言うとは印象が違います。講師が繰り返し伝えていた所作は“ながらでしない”という言葉を心に刻みました。

スマートな名刺交換

名刺交換は初対面の挨拶の一環で、ビジネスパーソンとしての第一印象を決める大事な要素です。しかし、名刺自体は自分を知ってもらうための「情報カード」にすぎず、大切なのは目の前にいる“人そのもの”なのです。
名刺の同時交換の所作をレクチャーしていただき、受講生同士で名刺入れから名刺を出して、演習を行いました。そのポイントは、相手をよく見て、その動きに合わせてアクションを起こすこと。細かい作法にこだわらず、相手に好印象を与えることが大切ですとのアドバイス。当たり前のように行っていた名刺交換も、見直してみると注意すべき点が多々あるということに気づきました。

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「電話対応」が企業イメージを左右する

姿は見えなくても、電話を通して雰囲気は伝わってしまいます。対面して話す時以上に丁寧な対応を心がけましょう。そこで示されたのが、以下の好感度の高い「電話対応のポイント」3つです。①声のトーンに注意する。②社名、名前は丁寧に言う。③復唱・確認をする。

メールのマナー

今やメールは、ビジネスには不可欠なツールです。最近の若い方はLINEなどのSNSは使い慣れていても、オフィスでのメールとの違いが分からず、誰から誰に送られているのすら分からないメールが届くことがあると聞きました。「送信のマナー」「返信のマナー」に関して指導していただいた後に講師がおっしゃった「良いことはメールで伝えてもいいけど、悪いことはメールだけでは済まさず、電話でフォローするなど直接コミュニケーションを取るようにする」という言葉が胸に刺さりました。確かに言いにくいことほどメールで済ませてしまいたいと思うものですが、そこを逃げずに誠意を持って直接相手に伝えることは人間関係を大切にするための大きなポイントだと思いました。

組織の4つの「じんざい」

組織は人によって成り立っていますが、

  • 人材
  • 人財(財産となる貢献できる人)
  • 人在(いるだけの人)
  • 人罪(トラブルやクレームの原因になる人)

というように4つの「じんざい」が存在するというお話です。
モチベーションの持ち方次第で、どの「じんざい」になるかが決まってくるという話を最後に、講座は終了しました。

今回の受講生のほとんど社会経験の豊富な方々でしたが、新人研修を受けるような新鮮な気持ちで、「ビジネスマナー講座」を受け、ビジネスの本質を考え、好感度アップをはかる大切さを改めて感じました。

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