検定実施例と受験生の声

ご紹介レポート

検定1級取得者からのアドバイス(2) 堀田 明美 様

マナーを意識するということ

堀田 明美 様
01-02

 

マナー講師がいればその数だけマナーがあると言われる時代です。日本マナー・プロトコール協会の体系的なテキストによって勉強され、さらに、歴史的な裏付けと理由などを日本の各分野の第一人者からスクーリング講座(※現在の実践ブラッシュアップ講座に相当)の場で学ばれている皆様にとっては、「マナーを意識する」ということを続けることで、ご自身の不思議な変化を確実にお感じのことと思います。

1級合格までの検定のプロセスは、私自身、今までいかに「知っていたつもり」「出来ていたつもり」になっていたかを思い知らされる日々でございました。 そして先ず、「これが美しい日本のマナーです」と胸をはって言えるためには、日本人であることを悠久の昔から意識し、より深く、多くの自国文化を学ぶことが大切だと気づきました。

「~道」という、実践と行動を重ねたあとにこそ、 国際的という言葉も通用するのだと思います。 またどのような仕事、家庭の中においても、マナー&プロトコールをコミュニケーションの基本と位置づけ、 人とのよりよい関係を意識することで、感性も磨かれ、人間的魅力も備わってくるのではないでしょうか。 検定合格への道のりは、楽しく、有意義なものであると思います。  美しいこころから美しく振舞えるためにご一緒に学んで参りましょう。

1級受験にあたり、対策として、まず日本人としてのマナーのあり方とは…、こういう少々哲学的とも言える「問い」をご自分に問うことから始められてはいかがでしょう。神代からの歴史を知ること、有職故実を勉強すること、そうすることで「~道」とつくすべての日本文化、必然的に「礼法」とも繋がるはずです。そして航空機やインターネットで世界中が繋がった「現代を生きること」は、当然、プロトコール(国際儀礼)の勉強へと発展します。

大切なポイントは、日本マナー・プロトコール協会のテキストに網羅されていますが、教えていただいた各先生方の著書はもちろん、明石理事長のコンパクトに一冊にまとまったご本、あるいは関連したたくさんの書物に関心をもたれ、先ずはご自分の興味のままにお読みになることをお薦めいたします。

スクーリング講座では一流・本物の講師陣に直接お目にかかることができるので、大いに啓蒙されるのではないかと思います。事前にできるだけたくさんのスクーリングに参加され、講師の先生方の見識や品格に直に接して学ばれることをお薦めいたします。合格してからもスクーリング、ブリリアントクラブのセミナーなど、継続して参加されるとよいでしょう。

実践! 面接・実技作法対策

<面接試験対策>
(1)面接試験に相応しい印象を
人に与える印象の55パーセントは視覚的な印象です。面接に臨むべき、服装、髪型、靴、全体的な(視線、姿勢、立ち方、座り方など)ボディーランゲージをまず自己チェックいたします。清潔感と一級資格保持者としてすぐにでも人前で講演できるようなアピアランス・ビジネスアタイアが求められます。また38パーセントをしめる声(パラランゲージ)に関する印象も大切です。 速度、トーン、声の大きさなど十分に自覚しながら、丁寧な言葉ではっきりと口を大きく開け、分かりやすく話しましょう。

(2) 1分間で自己紹介
何度もリハーサルを重ね、時間通りスピーチできるようにしておきます。一分間何語くらいのスピードが聞き手にとって印象がよく、また自分らしく聞こえるかについても一度原稿を書いて字数を数えてみるとよいでしょう。  笑顔で、話の切れ目やポイントでは審査員の先生方へのアイコンタクトも忘れず、余裕ある受け答えを心がけましょう。  趣味や仕事といった自分の経歴などを単純にスピーチするのではなく、日頃の自分の価値観・考え方なども総合的に織り交ぜて自己紹介できるとよいでしょう。

(3) 審査員の口頭試問について
マナー&プロトコールに関する全体的な各種質問です。  日常生活におけるマナー&プロトコールのあり方を日頃から常に考えておくことが肝心です。スクーリングでの印象に残った講師の一言などを、その場で質問と関連付けて説明できるとよいでしょう。たとえば「最近の子供のマナーについてどう思いますか?」という質問に、「子供がいないので分かりません」ではお話になりません。

<実技試験対策>
(1) 立礼・名刺交換など 現代のビジネスシーンで必要な動作を美しく、理に沿って確実に行えるようにしておきましょう。

(2)和室の作法を学ぶことも必要です。  和室での作法はやはり日本人として知っておくべきものといえます。例えば、小笠原敬承斎先生の「小笠原流礼法入門 見てまなぶ日本人のふるまい」を熟読され、繰り返し自分のものにするとよいでしょう。また、普段の生活から、着物を着、足袋をはき、和室の立ち居振舞いに慣れるように努めるなど、実践・回数あるのみです。

以上合格のためお役に立てればと思い筆をとりました。2006年4月に念願の合格通知をいただきました。私事で恐縮でございますが、ちょうどその頃手術をいたしまして、退院直後の思いもよらぬ合格通知でございました。心身ともに落ち込んでおりました時期、その喜びもひとしおでした。 「みな人の心の限りつくしてし後こそたのめ伊勢の神風」恐れ多くも考明天皇御製です。 いざという時にいつも思い浮かびます。 皆様のご健闘を心よりお祈り申し上げます。

※堀田様は、現在皇學館大学で「伝統の心と技」の授業をご担当されています。

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