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(1) キリスト教
・数字の「13」は不吉とされています。これはキリストの13人の弟子の中に裏切り者のユダがいたことからきています。
・カトリックでは、離婚や妊娠中絶が厳しく禁じられているなど、さまざまな性にまつわるタブーがあります。
・モルモン教徒は、酒、たばこはもちろん、コーヒー、紅茶などの刺激物は一切とりません。

(2) イスラム教
・経典とされるコーランの中には、教養だけでなく、道徳的規範や礼儀作法に至るまで詳細な規定・タブーが定められています。
・左手は不浄の手とされているので、左手で握手したり、物を渡したりすることは禁物です。
・犬は不浄のものとされています。

(3) 仏教
・動物などの殺生は禁じられています。
・禅宗の僧侶は厳密には妻帯を禁じられています。

   
    (1) アメリカ
 キリスト教を中心にしている国ですが、各家庭の宗教を重んじて、儀式をとり行います。

(2) メキシコ
 国民の大半がカトリック教徒です。

(3) イギリス
 主な宗教はキリスト教です。英国国教会(聖公堂)とプロテスタントが主流となっています。

(4) エジプト
 イスラム教が国教で、国民の大半がイスラム教徒。儀式の混交は見られなませんが、異宗教の友人や知り合いの儀式に出席することはいといません。

(5) インドネシア
 イスラム教が国教で、国民の大半がイスラム教徒ですが、地域によってイスラムとヒンズーの宗教儀式の混交が見うけられます。またモスク(回教寺院)とワット(仏教寺院)にこだわらない地域もあり、どちらの礼拝や祭礼にも加わることがあります。寺院や祭儀が多いバリ島では、ヒンズー教が主となります。

(6) 韓国
 仏教と儒教の混交がよく見られます。またキリスト教徒や新興宗教、組織信仰や民間信仰も盛んで、それぞれの間で混交することもよくあります。

(7) 台湾
 道教、仏教、キリスト教などが主な宗教。そのほかに超自然的なあるいは先祖崇拝的な民間信仰があり、それらが入り組んで神仏混交、多神合祀状況を呈しています。海の守護神「媽祖」や「王爺」というように霊を祭ったもなども、広く信仰されています。

(8) 中国
 イスラム教やラマ教(チベット化した大乗仏教)といった一部の少数民族を除いて、ほとんど宗教儀式は行われていません。寺院や宗教関係の施設は、人民の労働の成果を示す文化財といった意味合いのほうが強くなります。

(9) オーストラリア
  英国教会、カトリック、長老派、メソジストなど、種々のキリスト教が存在します。宗教的機関の活動は盛んですが、宗教は生活の中でそれほど重要な役割を果たしていません。国税調査用紙には、居住者に自分の信仰する宗教を書かせる欄がある。アボリジニ(原住民)やアイランダー(トレス海峡諸島の原住民)の間にはカンガルーなどを崇める、トータム信仰が根付いていましたが、現在ではキリスト教に改宗する人がほとんどです。

   
   

 民族・文化圏ごとに言葉も違えば、食習慣も違っています。肉を食べる文化を持つ人もいれば、菜食主義の人もいます。そしてこれらの習慣は、かなりの部分でその個人の崇拝する宗教に左右されています。人々は、食の禁制を守ることにより宗教のさらなる結束を固めているといえます。
 各文化によって食べていい物といけない物がありますので、禁止事例を中心に説明しましよう。

(1) 仏教
・中国では月の1日、15日は肉や魚を食べずに精進料理を食べます。
・タイ国では正午以降は食事をしません。
・僧侶は肉や魚を食べることはできません。また、にんにくは食べません。

(2) シーク教
・牛肉は食べられません。
・アルコールは飲んではいけません。

(3) キリスト教
・毎週水曜日と金曜日、復活祭前の40日間の大四旬節の断食(砂漠におけるキリストの40日間の断食記念)と、11月15日より40日間の降臨祭以前の断食、6月と8月に短期間断食をします。(この断食はそんなに重くはありません)
・断食の際、オリーブ油は使用をひかえます。

(4) カトリック教
・金曜日にはキリストの死を悼んで肉を食べません。(1966年より四旬節の金曜日だけとなりました。)

(5) イスラム教
・豚肉は食べません。(ラードを使った料理も食べません)
・同じ宗教信者の殺した動物以外の肉は食べません。牛肉や羊肉の場合でも、ハラール(イスラム方式の特別な肉)しか食べない人もいます。
・肉食動物、家畜のロバ肉、爪で餌を捕らえる鳥類は食べません。
・基本的にアルコールは口にしません
・左手は不浄であり、食事は右手でします。(ナイフ・フォークは良いとされています)
・宴会などの主催者が、大切な友に羊の目玉を食べさせるしきたりがあります。これを拒むと友情を拒否したとされ、大変失礼になります。
・ラマダンの月(9月頃の一ヶ月)は断食します。また、その時は夜明けから日没まで飲み水の制限も行われています。

(6) ユダヤ教
・ひずめが割れて反芻する動物(牛、羊、山羊、鹿) は食べられますが、それ以外は不浄とされています。
・猛禽、地をはう動物、羽のある昆虫、爬虫類、甲殻類は食べられません。
・血液は食べられません。血液は動物の生命の源と考えられているため、肉は調理の前に水に浸し、加塩し、水切りし浄化してから食べます。
・一度の食事で肉と乳製品を一緒に食べてはいけません。
・ 安息日には食物を一切調理しません。

(7) ヒンズー教
・先祖の魂が動物の形に生まれ変わっているかもしれないという考えのため、動物は殺したり、食べたりしません。
・卵類も生命の源と考えられているので、食用にしない人がいます。
・ブラーマン階級は、食前に儀式として沐浴し、清潔な衣服を身につけ身を清めます。
・異なったカースト階級の人とは一緒に食事をしません。

(8) モルモン教
・野菜が重視され、肉は控え目にとります。
・酒とタバコ、カフェインを含んだ飲み物をとりません。
・安息日には食物を調理しません。
・月に1度、土曜日から日曜日の夕刻間に断食が行われます。(この断食は食事療法的ではなく、宗教的な行為です)

(9) 英国キリスト教
・昆虫、犬肉、馬肉を食べません。

 
     
     
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